オンラインカードゲーム「アルテイル」で活動している白の聖皇のブログです
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■■■魔法王国の滅亡 -Story of Regus- 第三章
2008/04/16 Wed小説【アルテイル】
何故この国を。
何故自分たちを。
何故貴方が。
誰もが問い、叫んだ。
しかし、望む答えが返ることは無い……


          ※


「……っ!街が!!」
「うそ……燃えてる?」

魔法王国レグウス王都、その光景を見た一行は言葉を失った。
市街は燃え盛り、王城は崩れ、堅牢な城壁さえも破壊されている。

「戦か?」
「そんなはずは無い!そもそも王都を陥落出来るほどの大国など……」

まるで怒鳴るようににイベールは答えた。
彼は魔法王国を護る「六人の聖騎士」の一人だ。
自らの国をここまで破壊されて怒らないわけがない。

「お父様……まさかもう……」
「エスリア、何か知っているのか?」
「いえ……ひとまず街まで行ってみましょう。」

ディラートはエスリアの反応に少し不信感を覚えた。
しかし今はそれを追及している暇は無い。

「急いで街に向かおう。何かわかるかも知れない!」


          ※


深淵の策士『ガルディレア』はいらだっていた。
作戦の中核となる「ある物」が、未だにこの『王の間』姿を現さないのだ。

「全く、あの子ったらどこで油を売ってるのかしら?」

これ以上の作戦のズレは許すつもりは無い。
そもそも「ある物」の完成が今回の最終目標なのだ。
それこそ何かの手違いで失敗等ということになれば、自分が許す許さないのレベルの話ではなくなる。
まぁ、失敗することなどありえないのだが。

「ふふ、遅刻の罰としてたっぷりお灸を据えてあげなきゃね」

さも不愉快そうに彼は笑った。


          ※


状況を理解できず泣き叫ぶ者、大怪我を負った者、崩れた建物の破片に体を挟まれて動けなくなった者、既に息絶えた者。
城下はまさに「地獄絵図」と呼ぶに差し支えない状況だった。

「ひとまず皆バラバラに散ろう。まず街の人たちを助けるんだ!」

ディラートの提案で、それぞれは怪我人等の救助に当たっていた。
若者、老人、男性、女性。
誰も彼もが自らの身に降りかかった惨状を飲み込めずに居た。

「……おかしい、どういうことだ?」

イベールは街の惨状をに不信感を抱いた。
見れば、様々な建物に魔術で破壊されたような痕跡がある。
しかもそれが街中に広まっているのだ。

「魔術師の大隊でも来ない限りはこんなことになるはずがない。だがしかし……」

先ほどから怪しい者を全く見かけない。
戦では無い。ならば……

「まさかこの惨状を一人で起こした人間が居るというのか!?」

普通の魔術師にはそんなことは出来ない。
国ひとつ自らの魔力で滅ぼすなど、人間に出来る芸当ではないのだ。
思考をさらに巡らせ答えに近づこうとした、その時

「イベール!」

急に呼び止められ、イベールは考えるのを止めてしまった。
声のした方を振り返るとそこには見慣れた人物がいた。
遠くに居るのでよくは見えないが、間違いでは無いだろう。
あの派手な赤い格好は離れて見ても目立つことこの上ない。
他のエスリアやカサンドラも一緒のようだ。
どうやら他の場所の救助はほとんど終わったのだろう。
一通り街の惨状を見た後に合流して、その後どうするかを考える事になっていた。

「……何か掴めたか?」

青い聖騎士は、合流したメンバーに問いかけた。
その問いに答えを出したのはカサンドラだった。

「無事だった衛兵に話を聞くことが出来た。どうやら城の方角から、魔術のような物で砲撃されたようだ。」
「やはり魔術か……しかし城だと?」

城、そして市街中を破壊するような規模の魔術。

「……まさかこの惨事を王国の内部の者が起こしたというのか!?」

確定は出来ない。しかし最も可能性が高い事実だ。
信じたくは無い。しかし他にありえそうな事実が無い。

「とりあえず城の方に行ってみよう!」

首を横に振るものは居なかった。


          ※


魔法王国王城。
歴史を重ねたこの建物も今では無残に半壊している。
城門さえも壊れているため、内部への侵入は思ったより簡単だった。

「ん?なんだ、この感じ……」

城に入った一行は、皆一応に違和感を感じ取った。
存在を強引に捻じ曲げているような不気味さ。
魔力がそれほど強くない者でも感じられるほどの、強く歪んだ魔力。

「……っ!まさか!!」

カサンドラが何かに気づいたように叫んだ。
震えるように、彼女は古い記憶を蘇らせる。
それは執念。
彼女を動かす原動力。
その元になるものを、今彼女は肌で感じていた。

「ここに……あいつが居る!」
「あいつ……まさか?あ、カサンドラ!!」

ディラートが呼び止めるのも聞かず、カサンドラは走り始めた。
復習の炎をその心に燃え上がらせて。




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白の聖皇

Author:白の聖皇
トレジャーバトルとチャット大好きなアルテイラー
現在は一時的にギルド『ぺたぺた屋』に加入中
最近は寮のサーバーの問題でアルテイルにログイン出来ないため、更新は小説やイラストがメインになりつつ……
時々友人の家からこっそりログインしてたりしますが
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